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PRESS RELEASE

2019年11月6日
富士通クラウドテクノロジーズ株式会社

富士通クラウドテクノロジーズ、
データ活用に取り組む企業向けに地理関連統計データの提供を開始

~あわせて、「データサービスパートナープログラム」を開始~

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:愛川 義政)は、本日11月6日(水)から、データ活用に取り組む企業向けに地理関連統計データの提供を開始します。官公庁が公開している地域別人口や雨量などの各種統計データから企業が必要とするデータを選定し、利活用しやすい形式に加工して提供します。
 あわせて、当社が提供する各種加工データの再販、ソリューション提案および付加価値サービスの共同開発などで協業いただけるパートナー企業を対象とした支援プログラム「データサービスパートナープログラム」を開始します。
参考イメージ:住宅着工インデックスを地図システムにプロットしたもの
<参考イメージ:住宅着工インデックスを地図システムにプロットしたもの>



 近年、さまざまな業種・業態の企業が自社のデータを用いて業務の効率化や付加価値の向上を目指していますが、企業がデータ活用から価値を生み出すには、自社データだけでなく各種統計データやオープンデータ(注)、商用データなどと組み合わせた分析が必要です。このうち各種統計データは多くの官公庁が無償で公開していますが、活用には以下のような課題があります。

 ・PDFで提供される、表データがセル結合を含んでいるなど、そのままでは機械判読が不可能。
 ・集計単位が省庁によって異なる、データ更新のたびにフォーマットが変わる。
 ・自治体の統廃合などを考慮に入れた継続的な更新が必要。

 そこで当社は、各種統計データの中でも企業からの需要が特に高い「地理関連統計データ」を要件に合わせて選定し、機械判読しやすい形式に加工して提供します。「地理関連統計データ」は、例えば流通サービス業における「商圏分析」、不動産業における「物件価格査定」、多様な業種・業態における「チラシやルート営業の注力エリア特定」などのAI(人工知能)モデル開発やBI(ビジネスインテリジェンス)活用において必要とされるデータです。
 当社は、本サービスを通して、企業がデータ活用から価値を生み出すことを支援します。

地理関連統計データの提供について

◯提供開始日 :  2019年11月6日(水)
◯データ提供形式 :  CSVファイル形式
◯想定利用者 :  不動産事業者、流通サービス事業者、都市ディベロッパー、自治体など

◯取扱データ

データの種類 内容 出典
人口年次推移 住民基本台帳に基づく人口および世帯数データ 総務省 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
公示地価 全国の公示地価 国土交通省 土地・建設産業局 地価調査課 地価公示室 「地価公示」
住宅着工
インデックス
全国の公示地価
床面積データ
国土交通省 総合政策局 情報政策課 建設経済統計調査室「建築着工統計調査」
過去気象ログ 雨量・日射量・気温など気象に関する過去ログ 気象庁 観測部計画課 情報管理室 「地域気象観測(アメダス)統計値ファイル」 時間降水量日別値

◯データの仕様および料金

データの種類 集計単位 更新頻度 抽出可能期間 最低抽出期間および料金(税抜)※
人口年次推移 市区町村ごと 年次更新
(毎年1月)
1997年
 ~2019年
最低抽出期間: 任意の1年
料金      : 300,000円
公示地価 市区町村ごと 年次更新
(毎年1月)
1997年
 ~2019年
最低抽出期間: 任意の1年
料金      : 300,000円
住宅着工
インデックス
市区町村ごと 月次更新 2007年
 ~2019年7月
最低抽出期間: 任意の12ヵ月
料金      : 500,000円
以降、1ヵ月更新ごとに 40,000円
過去気象ログ 市区町村ごと 毎時更新
(毎年1月)
1976年1月
 ~2019年6月
最低抽出期間: 任意の12ヵ月
料金      : 500,000円
以降、1ヵ月更新ごとに 40,000円

 ※全市区町村のデータを一括提供します。

データサービスパートナープログラム

 当社が提供する各種加工データの再販、ソリューション提案および付加価値サービスの共同開発などで協業いただけるパートナー企業を、サンプルデータの提供や再販支援など、技術とビジネスの両面から支援するプログラムです。プログラムへの参加登録は無料です。

◯対象データ
  ・地理関連統計データ(人口年次推移、公示地価、住宅着工インデックス、過去気象ログ)
・人工衛星画像データ加工サービス「Starflake」シリーズのデータ(森林および植生面積データ、貯水量データ、都市の夜間光データ)
◯参加登録方法
  以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 データデザイン部 datadesign@list.fjct.fujitsu.com
◯想定パートナー企業
  地理関連ソフトウェア提供ベンダー、金融・不動産関連コンサルタント、システムインテグレーターなど

 また、「データサービスパートナープログラム」への参加を表明いただいている企業様から、エンドースメントをいただいております。

◯マップマーケティング株式会社 専務取締役 永岑俊彦 様
   マップマーケティング株式会社は、富士通クラウドテクノロジーズ様との協業を大変嬉しく思います。当社のエリアマーケティングGIS 「TerraMapシリーズ」のオプションデータとして、地理関連統計データを活用いただくことで、より高度な商圏分析が可能となり、きめ細やかな出店分析や各種予測が実現されることは当社のお客様にとっての利便性向上になると期待しております。今後も当社は、富士通クラウドテクノロジーズ様との協業を通じて、商圏分析における各種データの活用を推進してまいります。 マップマーケティング株式会社のロゴ
 
◯株式会社ナイトレイ データコンサルティング部 リーダー 山口翔 様
   この度の富士通クラウドテクノロジーズ様との協業にあたり、双方の持つデータやノウハウを掛け合わせることでより付加価値の高いデータ分析を行うことができると期待しております。具体的には、当社が得意とするロケーションビッグデータ解析による観光動態分析サービスや、国内各地の自治体や民間企業が取り組むMaaSやまちづくりの現場で求められる地域分析ニーズに対して、地理関連統計データを活用することができると考えています。今後もナイトレイでは、「ロケーションビッグデータとテクノロジーの力で世界中にイノベーションと驚きを届ける」というビジョンを軸に、パートナーシップを組みながらデータで社会を変える取り組みを目指していきます。  株式会社ナイトレイのロゴ

注釈

注 オープンデータ
国、地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネットなどを通じて容易に利用(加工、編集、再配布など)できるかたちで公開されており、目的の営利・非営利を問わず二次利用可能なこと、機械判読に適していること、無償で利用できること、の3条件を満たすデータのこと。

関連リンク

データデザイン事業
富士通クラウドテクノロジーズ、人工衛星画像データ加工サービス「Starflake」を提供開始(2019年7月12日プレスリリース)

商標について

 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお客様からのお問い合わせ

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社のデータデザイン事業に関するお問い合わせ窓口
 https://lp.data.nifcloud.com/inquiry.html