PRESS RELEASE

2021年1月28日
富士通クラウドテクノロジーズ株式会社

「ニフクラ」および「FJcloud-V」への移行サービス
「Liveマイグレーション」を提供開始
～既存のVMware vSphere®環境から無停止でサーバー移行を実現～

　VMware vSphere®は、仮想化ソフトウェアとして日本国内で高い採用率を誇り、多くの企業におけるITリソースの仮想化基盤として活用されています。しかしながら、オンプレミス環境でのVMwareソリューション運用において、定期的なアップデートや物理機器自体の保守対応など、運用者の負担が高く、基盤運用から解放されるクラウドへの効率的な移行手段が常に求められて来ました。
　「Liveマイグレーション」は、VMware HCXテクノロジーを活用し、ユーザーの持つVMware vSphere®環境からクラウド環境への効率的なサーバー移行を実現するサービスです。ユーザーは本機能を用いることで、既存のVMware vSphere®環境で動作しているシステムを止めずに、仮想化されたサーバー、並びにデータをクラウド上に移行することが出来ます。
　当社における移行事例として、週末毎に社内外の関係者への周知とシステム停止を繰り返しながら１年間かけて社内情報システム（約250台のサーバー）の移行を行ったケースがあります。この事例に本サービスを適用した場合、活性移行が可能となることで移行期間を４ヵ月間に短縮される検証結果を得ており、システム停止時間や費用面において、従来方式に比べて大幅な削減が可能となります。
　また、移行にあたっては、VMwareソリューションおよびクラウドサービスに精通し、アセスメントからサポート可能な経験豊富なパートナーをご紹介し、安全・確実な移行を支援いたします。
　本サービスの活用により、これまでインフラ基盤の移行やその運用に割かれていたリソースを、ITシステムのモダナイゼーションによる業務改革などへのシフトを実現できます。当社は本サービスの提供により、市場環境の変化に対応するための、情報システムの進化を支えてまいります。

　ヴイエムウェア株式会社の執行役員　ソリューションビジネス管掌の秋山 将人氏は次のように述べています。

　「ヴイエムウェア株式会社は富士通クラウドテクノロジーズ株式会社のVMware HCX をベースにしたサービス「Live マイグレーション」の提供開始を歓迎します。VMware HCXは、オンプレミス環境からクラウド環境への移行および拡張をサポートし、お客様のハイブリッドクラウド環境の活用を促進します。この度発表された「Live マイグレーション」を利用することで、お客様はご自身が必要とするクラウド インフラストラクチャへ効率的に移行することが可能になります。また、クラウド移行にかかる運用負荷を軽減し、お客様のITモダナイゼーションを推進します。ヴイエムウェアは今後も富士通クラウドテクノロジーズとの取り組みを通じ、お客さまのハイブリッドクラウド活用を促進してまいります。」

　なお、正式サービスに先立ち、1月28日から「Liveマイグレーション」による移行に向けた相談受付を開始いたします。これらに相談された方は、3月のリリース時よりスムーズな移行が可能となります。

　当社は今後も、企業システムへのクラウドの導入を推進し、パートナーと共にお客様のビジネスを支援していきます。

＜「Liveマイグレーション」イメージ＞

サービス概要

注釈

　｢ニフクラ｣は富士通クラウドテクノロジーズが販売する際の、また｢FJcloud-V｣は富士通が販売する際の
サービス名称となります。

商標について

・記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
・VMware vSphere®は、米国およびその他の管轄区域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。

本件に関するお客様からのお問い合わせ

　「ニフクラ」導入相談に関するお問い合わせ窓口
　Tel: 0120-22-1200 （通話料無料、平日9：00～17：45）
　https://pfs.nifcloud.com/inquiry/support.htm

　「FJcloud-V」導入相談に関するお問い合わせ窓口
　富士通コンタクトライン（総合窓口）
　Tel：0120-933-200（通話料無料、平日9:00～17:30）
　https://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/contact/